デュアルなカメラマンの働き方

個人事業主&法人所属のメリット

 
最近、働き方改革、ワークライフバランス、デュアルワーカー、ダイバーシティなど、これまでの労働とは違った、未来の暮らしや働き方が注目されるようになりました。
労働は人間にとって、直接的に生活基準や幸福の度合いに繋がります。
今回は、僕が実現しているデュアルなカメラマンとしての働き方をお話ししたいと思います。
 
 
 
僕は個人事業主として「武壮隆志写真事務所」代表をしています。
ちなみに写真事務所の名称は屋号で、代表と言っても所属は僕ひとり、ぼっちです笑
下積みを経て独立してから、仕事をする上で心がけていることは、複数のクライアントを持つことです。いいクライアントとお付き合いする数が多ければ、何らかの理由で仕事を失った時に、生活困難や廃業のリスクを防げます。
現在は新聞社や制作会社、その他様々なクライアント様から定期的にお仕事をいただいているので、自分のペースで仕事ができる環境にあります。
 
2017年からNPO法人なでしこ様からお仕事をいただくことになり、最初はプロジェクト単位の契約でしたが、後に正式に雇用契約を結びました。
つまり僕は個人事業主であり、お給料をいただくサラリーマンでもあります。
 
雇用契約にあたり、このような提案をしました。
 
これまで通り、個人事業主としての仕事は続けること。
自由出勤で、定期的に成果を出すこと。
その他にもいろいろありますが、この2点が僕にとっては重要なポイントでした。
 
 
個人事業主としての僕の仕事は、新聞や雑誌、Webなどのインタビュー撮影と、Webサイトの撮影が中心です。
インタビュー撮影は約1時間、Webサイトは約2〜3時間の撮影になります。
日によっては1日で数件の依頼を受けることもありますが、その場合は短時間で終わる仕事で調節しています。
撮影後は事務所に戻って画像処理の作業、その日の内にデータで納品です。
 
NPO法人での仕事は、Webサイト制作の広告代理店になるので、サイトの撮影を行なっています。
動画撮影もはじめたことで、撮影に加えて編集作業、打ち合わせ業務が主な仕事です。
 
一般のサラリーマンと違い、8時間労働、時々残業、それに昼休憩というサイクルとは大きく異なります。
最近大手の一部の企業も、短時間労働で成果を出して、残りの時間で自分のスキルを磨いたり、自分の好きな時間を持つことで、その人自身が魅力的になり、生活が輝ける、輝けるからこそいい仕事ができるという考えも広がりつつあります。
カメラマンは感性を磨く時間と、次々と登場するデジタル機器についての勉強が必要になります。
僕は労働の時間を短くすることで、それらの時間に充てています。
 
個人事業主が法人に所属するメリット
 
まず収入面での安定があります。
個人事業としての収入に加えて、法人からもお給料をいただいているので、もし個人の仕事の収入が減った場合でも生活に支障がありません。
 
プロカメラマンにとっての必需品であるアドビの Creative Cloud。
これまでは自分で費用を出していましたが、法人が契約しているので、すべてのソフトが無料で使用できます。
また、法人の仕事で使用するカメラ機材などの経費は、法人が負担してくれます。
 
そして最大のメリットは、チームとして働けることです。
イベントなどの撮影では、それぞれのジャンルのプロが集まって、数日間チームとして動くことがあります。フリーランスは基本的にいつも独りなので 、チームで働くことは、目標に向かって成し遂げる魅力があります。けれどその仕事が終わってしまえばまた独りに戻り、その直後はいつも寂しい気持ちになっていました。
法人に所属すると、一時的なチームでなく、継続的にチームとして働くことができます。
仲間ができることは心強くもあり、それぞれの才能が集まることで刺激にもなります。何よりその時間を共有できることは、人生の財産だと思います。
 
個人事業をしながら、法人に所属する新しい働き方。
他の職種では増えてきていると思いますが、カメラマンでは珍しいと思いますので今回お伝えしました。