カメラマンのWebサイトを作ろう

 

Webサイトは24時間営業をしてくれます

 
 
プロカメラマンにとって必要なものは、カメラ、PC、スマホ、そして自身のウェブサイトです。
すでにご活躍されている著名なカメラマンにとってはウェブサイトは必要がないかもしれませんが、それ以外のカメラマンにとってウェブサイトがないのは、致命的な弱点になります。
撮影が忙しく、ウェブサイトを作る暇がない、いつか作ろうと思っているけどなかなかできない。。
そんな理由で実行できないと、大きなビジネスチャンスを逃しています。
今の時代、小学生でも、スマホを使ってネットで検索します。当然、これから依頼しようとしているクライアントたちは、カメラマンをネットでリサーチしています。
 
直接営業に行くのではなく、ウェブサイトが自動的に営業するメリットとして、 依頼する側であるクライアントは、すでにこちらの情報を知っていて、仕事の依頼を検討している状態であることです。
こちらから営業する場合、数十社まわったとしてもその内の1社が、やっと仕事に繋がる可能性に対して、向こう側からお問い合わせがある場合は、約9割の確率で仕事が成立します。時間的なロスがありません。
 
このウェブサイトは2017年1月にリニュアルしました。それまでにもウェブサイトはありましたが、重要視していませんでしたので、一度制作してその後は放置。そんな状況では何の反響もありません。
 
リニューアルした結果、
新聞社、出版社、制作会社、大手企業、その他様々な方面からお問い合わせをいただき、仕事に繋がりました。今年度は昨年度に比べ、収入が大幅に増えました。結果として絶大な効果です。
 
今の僕の仕事の割合は8 割がウェブサイトからお客様、今年に入ってから仕事が一新しました。
 
収入が増えた理由てして、代写と呼ばれるお手伝い的な仕事がほぼなくなり、直接クライアントと契約することで、報酬の単価が上がったことです。
報酬の単価が上がると、仕事の数をこなす必要がなくなり、1案件に時間をかけることができてクオリティが出せます。量より質を優先することで、結果的にいい仕事に繋がります。いい仕事をすることでカメラマンとして自信が持て、 仕事へのモチベーションが保てます。
 

重要なのはソフトではなく、コンテンツ

 
 
Webサイトを作る方法は3つ。
 
僕のようにソフトを購入する。
Word Pressから作る。
Wixなど無料ホームページ制作サービスを利用する。
3つの内、どれでもOKです。
 
僕が使用しているのはデジタルステージのBiND for WebLiFEです。
直感的でシンプル、いろんな機能があるので、じっくりと作り込むことができます。以前はホームページビルダーを使用していましたが、こちらの方がはるかに使いやすく、Webサイトを更新するのが楽しくなりました。
毎年新しいモデルが発売されますが、必ず新しいものを購入する必要はありません。ちなみに今使用しているのは9です(最新は10)
 
Word Pressは今、一番利用されているかもしれません。操作は簡単で誰にでもサイトを作ることができます。登録すれば無料、ただし制作したものをアップロードするため、対応するサーバーと契約する必要があります。
 
Wixは利用したことがありませんが、こちらも簡単に制作できると思います。ただし問題点が1つ。
サイトの下に「無料」という文字が必ず大きく表示されてしまいます。
趣味で作るなら問題ありませんが、プロカメラマンがビジネスとして使用するにはNGです。クライアントからすれば、カメラマンの本気度が伝わりませんし、チープに見えてしまいます。WiXは有償サービスもあるのでそちらを利用しましょう。
 
3つの内、どれでもOKな理由は、サイトはコンテンツが重要だからです。
 

Webサイトを作る上でのポイント

 
僕のWebサイトは、とてもシンプルな作りです。特に高度な技術は必要ありません。
写真家が作品を発表する場としてのWebサイトは、デザインや構成など凝った作りが必要かもしれませんが、このWebサイトは商業カメラマンにとっての営業ツールという要素が大きく、誰が見てもわかりやく、シンプルにしています。
シンプルに作っている中にも、様々な工夫があります。
 
クライアントがまず見るところは、カメラマンのプロフィールです。
どのような経歴で、どのような仕事をしているのかを短くまとめて書きます。長文は厳禁です。
具体的に関わった社名などを入れるとリアルさがあって信用に繋がります。
プロフィールの顔写真は必ず入れましょう。クライアントにとって顔がわからないカメラマンに仕事を依頼するのは、それだけハードルが高くなります。
顔写真はできれば笑顔で。斜め45度から光を入れたような写真はNGです(カメラマンではなく写真家ならOKかも)
 
そしてもっとも重要なのは、制作実績です。
カメラマンにはそれぞれ専門性や得意分野があります。僕のようなオールラウンダーでも自分が得意としているジャンルは、Webサイトに多く掲載しています。
クライアントが人物撮影のできるカメラマンを探している場合、料理写真の実績をアップしているカメラマンには当然仕事の依頼はしません。僕はブライダルの撮影をしていないので制作実績には掲載していませんし、ブライダルの撮影依頼はありません。
制作実績は、クライアントにとって、そのカメラマンに依頼する最大の判断材料になります。
自分の経験を踏まえてお話しすると、
 

スナップ写真は、経験にはなりますが、実績としては難しい。

 
もっとも仕事の件数が多い、スクールやブライダルのスナップ写真は、実績として掲載、営業ツールに使用することは難しいです。それは写真に写っているのが一般の個人であること、また写真の良し悪しは、そのお客様が判断することになるので、評価が難しくなります。
スナップ撮影のできるカメラマンはプロアマ問わず、世の中に溢れていて、スナップ写真は誰にでも撮れるという認識から、よほどの付加価値を付けないと仕事として広げていくには難しい状況です。
ロベール・ドアノーや森山大道クラスの写真家になれば別ですが、それは写真家の世界であり、商業カメラマンには当てはまりません。
同じスクールやブライダルでも、それがスナップではなく広告写真になると実績になります。

カメラマンをはじめたばかりで、まだ実績がなく、Webサイトに掲載できるコンテンツがない。
スタートは基本的にみな同じ位置にあります。それならば、実績になるような仕事を意識して行うことです。最初はそこに専念しましょう。
小さな仕事でも、そこにクレジット(自分の名前)が掲載されれば、誰かの目に触れるチャンスがありますし、実績としても掲載できます。
 
僕のWebサイトに掲載している制作実績はほんの一部です。
一般には公開していない企業の社内報や、医学の学会、国会議員のパーティなど、当然非公開です。ですが、それらの仕事は実績を掲載していることで仕事の依頼が来ます。
商業カメラマンにとって、実績が自分の仕事を表現する、もっとも伝えやすい方法になります。
 
Webサイトを作る上で、カメラマンという職種であれば、フリー素材を使用するのはNGです。自分の撮影した写真を掲載しましょう。自分とは違うカメラマンの撮影した写真を載せることで、説得力がなくなってしまいます。
 
Webサイトに掲載する報酬額の設定ですが、
個人のお客様を中心とした撮影では、具体的に提示した方がお問い合わせに繋がりますが、僕のような法人に特化した撮影の場合は記入しません。法人の場合、予算の問題もありますし、すべて交渉になります。
 
ここまで読んで、自分ではどうしてもWebサイトを作る自信がないという方は、プロにお願いしましょう。ただし、プログなど定期的に更新するコンテンツは自力で行います。
 
最後に、
ここまでいろいろ書きましたが、僕は仕事で大きな報酬を得て贅沢しようという気持ちは全くありません。これまでの人生経験から、
人間の幸せは大きなお金を稼ぐことではなく、もっと違うことに幸せの価値を見出しています。
プロカメラマンの仕事には、カメラやPCなどのデジタル機器が必要です。高スペックなPCは仕事のスピードと効率化、撮影機材が揃えば仕事のバリエーションが表現できます。
仕事でいただいた報酬は、すべて仕事で使用する機材や勉強に投資。もしかしたらそれは最高の贅沢かもしれません笑 
 
長い文章になりましたが、読んでいただき、ありがとうございました。
あなたにとって、何かのアドバイスになれば幸いです。