カメラマンの失敗1

 

カメラマンにとって絶対にしてはいけないミス、それは遅刻です。
これは社会人全体に言えることだと思いますが、フリーランスの場合、一度のミスで仕事が切られてしまいます。

カメラマンの遅刻
 
 
僕は仕事で関西、時には全国いろんなところへ撮影に出かけます。
はじめて訪れる場所が多いので、現地までの移動、交通手段などを 念入りに調べます。
移動は基本的に電車なので、乗り換え案内で出発と到着時間の確認、駅から現地まで迷わないように、必ず前日の夜に、グーグルマップで地形を確認しています。
現場までは十分な余裕をみて早く到着し、近くのカフェ、もしくはコンビニでコーヒーを買って、その日の撮影イメージをして仕事に備えます。
一日に数件撮影がある場合でも、移動の時間などを考慮し、スケジュールを調節します。
そんな僕ではありますが、一度だけ大遅刻をした経験があります。
 
 
関西国際空港で
 
 
2015年の春、関西国際空港内で働く警備会社様の取材撮影。
JR天王寺から関空・紀州路快速に乗車。
春のあたたかい気候に心地よく 車内でウトウト。
時間には余裕を持っているし、目的地は終着駅という油断が、今回のミスに繋がりました。
どれくらい眠っていたのだろう。ふと車窓を眺めると、予想に反して長閑な風景が続いています。そして聞きなれない次の駅へのアナウンス。
んん❔和歌山❔❔
関空・紀州路快速は日根野という駅で車両を切り離し、前号車が関空快速となり 関空へ、後号車が紀州路快速となり和歌山へ。僕は不覚にも後号車に乗ってしまっていたのでした。。。
すぐに次の駅で降り、乗り換え案内で検索すると、関空駅まで集合時間より40分遅れ。 担当者に連絡して遅れることを告げ、再び日根野から関西国際空港駅へ。
そのクライアント様とは5年以上のお付き合いで、定期的に撮影案件を頂いていましたが、心の中ではこの撮影が最後かもしれない、そんな絶望感でいっぱいでした。
 
 
 
担当者の機転で、 本来なら先に撮影をして、後にスタッフ様のインタビュー予定でしたが、先にライターさんがインタビューをしてくれていました。
時間の間は持たせて頂きましたが、問題は関空内で撮影をする時間には制限があり、予定のカット数が撮れないかもしれないということでした。
スタッフ様の素早い対応とご協力のおかげで予定のカットを撮影できましたが、僕の遅刻によって関係者を急がせてしまい、ご迷惑をお掛けしてしまいました。
撮影現場はカメラマン一人ではなく、いろんな方と一緒にお仕事をします。
一人のミスが仕事全体に影響してしまう、はじめて経験する大遅刻という失敗を通じて痛感しました。
 
今回の失敗で僕のとった対策は、
電車に乗ってウトウトすると感じた時は、到着時間前にアラームを必ず設定すること。
車内で寝ないことが一番いいかもしれませんが、隙間の時間に休息をとるのもカメラマンとして大切なことだと思っています。
 
今回はカメラマンの遅刻についてにお話ししました。
この件でクライアント様から仕事を切られることはなく、今でもお仕事を頂いていますが、本来なら一発アウトです。
クライアントにとってカメラマンに求めるものは、写真の技術もそうですが、この人ならミスはしないという安心感と信頼感です。写真が上手いだけでは決してプロにはなれません。
失敗は誰にでもあります、でも同じ失敗は絶対にしないこと‼︎
 
読んでいただき、ありがとうござました。次回をお楽しみに♫ 
 
 
2017年1月21日 武壮隆志-むそうたかし