カメラマンクエスト、第二話(ギルドへ)

 
冒険に向けて
 
 

 
おはよう、昨夜はよく眠れたか❓
 
今もこうしている間に、フィールド(社会)では、戦闘(競争)がはじまっている。
焦る気持ちを抑えて、今はしっかりと準備をすることだ。
今回は実戦に向けてのアドバイスを伝授する。聞き逃すことなく、頭に叩き込め‼︎
職業クラス(撮影ジャンル)や武器(カメラ)などの装備に関しては、すでに心に決めているかもしれない。
だがこれから伝える内容によって、君の心は変わるかもしれない。
いつだって決めるのは自分自身だ。自分の心に耳を傾け、自分の信じた道を進むのだ。
 
では、はじめよう。
 
 

 
ある冒険者(カメラマン)の男
 
まずはこの写真を見てくれ。
これが誰かは問題ではない。
40代の冒険者(カメラマン)、男性、仮に名をMとしておこう。
見るべき点は3つ。
 
まず1つ目。両肩に武器(カメラ)を下げているな。
フィールドに出て、もし一台が何らかのダメージを受けても、もう一台で対応できる。
ミッションには必ず、武器(カメラ)二台以上で挑むこと。
このスタイルだと、防具(レンズ)が広角、望遠など2 通りの表現で被写体を狙うこともできる。
手持ちの剣が折れても、腰に収めたダガーナイフで相手を仕留める。まさにそんな感じだ。
もし武器(カメラ)を一台しか持たず、フィールドで使えなくなったら、それは死(仕事を失う)を意味する。
 
2つ目。服装を見てみろ。
これはコマンドセーターと呼ばれるものだが、そこではない。色が黒という点だ。
冒険者(カメラマン)は黒系の衣服を着るのが鉄則だ。
黒系だと、ガラスや鏡などの映り込みを防ぐことになる。
最近、とある国の王女を撮影したカメラマンが、瞳の中に映ったと大問題になった事件があっただろう。黒系の衣服を身につけていれば、それを防ぐことができるのだ。
 
3つ目。この男の体型を見てみろ。
私からすれば、もっと肉を食べて筋肉をつけた方がいいと思うが、40代のわりに素早く動けそうだ。
重い装備品は着用できないが、ウエイトが軽いと身体への負担が少なくてすむ。
冒険者(カメラマン)のフィールドは、山、川、海、時に別の大陸で活動することもある。
日頃から食事をコントロールし、トレーニングをして戦い(撮影)に備えろ。
 
『そなえよつねに』
これは私が幼かった頃に所属していた組織の教訓だ。
 
 
ギルドに登録する
 
私が若い頃は、武器(カメラ)と防具(レンズ)を手に入れたら、
実戦を経験せず、いきなり海を渡って異国のフィールドで戦闘(撮影)を繰り広げたものだ。
当時は地図(パソコン)が普及する前の時代。私以外にも無鉄砲な奴らが多かった。
そう考えると、今は便利な世の中になったものだな。
 
さて、早速地図(パソコン)を開いて、
「カメラマン 仕事 募集 」と検索をかけてみろ。
何度検索にかけても、見つかる職業クラス(撮影ジャンル)は3つほど。
ブライダル、スクール、アマチュアスポーツ。どれもスナップ撮影の案件だ。
もし君が、この3つの中から希望するものがあれば、そのまま進むがいい。
報酬はどれも1件15000ゴールドほど。
装備品がその数倍、数十倍かかるので低いと思うかもしれないが、これはギルドが手数料を差し引いているからだ。
ギルドを通さず、クライアントと直接契約するようになれば、その数倍は稼げるだろう。
 
ここで改めて言うが、職業クラス(撮影ジャンル) に優位性はない。
それぞれのクラスにはマスター(上級者)が存在し、報酬額も桁が違う。
心技体、その道を極めた者だけが、真の冒険者(カメラマン)になれるのだ。
 
3つの中から、希望する職業クラス(撮影ジャンル) がない場合。
それは自分自身でクライアントを探すしかない。
ちなみに私は報道を選んだので、撮影した写真を情報屋(新聞社)に直接売り込みに行ったものだ。
君は今、装備品などでゴールドが必要だろう。
とりあえず、この3つの中から資金が貯まるまで、仕事をしてみてはどうだろう。
その選択をしない場合は、後から方法を説明しよう。
 
ギルドには大きく分けて、2つのタイプが存在する。
小規模ギルド(街の写真館)などと、大規模ギルド(某フォト企業)だ。
ギルドの大小の違いで、報酬額が変わることはない。手数料が発生する以上、どこも似たり寄ったりだ。
検索してこの3つが表示されるということは、それだけ需要も、また同業者も多いということだ。
 
私の経験から君にすすめるのは、小規模ギルドの方だ。
それは次で説明するが、冒険者(カメラマン)にとって、厳しい現実と向き合うことに。。。
 
 
 
2017年3月5日 むそう戦士